設営91日目
色々とあるワンポールテントの中から、形と値段、そして収納形態と重さを熟考して選んだDODのライダーズワンポールテント!早速試し張りに行って来たので、実際の収納サイズから、張る時に気を付ける点や綺麗に張るためのコツと工夫まで、ちょっと細かくレビューしてみたいと思います。
基本スペック
まずは、DODのホームページにも載っている公証サイズを記載していきたいと思います。
展開サイズ:縦約290cm×横約290cmの五角形、高さ約183cm
※正五角形の場合には、縦横サイズが同じにならないので、“約”となります
収納サイズ:約50cm×直径約14cm
重量 :約2.6kg
フライシートの耐水圧 :2000mm(最低値)
インナーテントフロアの耐水圧:3000mm(最低値)
テント生地:68デニールのポリエステル
ポール材質:アルミ
セット内容:フライシート、インナーテント、ポール、ペグ(13本:アルミ)、ロープ(7本:5本はフライシートにセット済)、収納時の締付ベルト、収納袋
次に、実際の製品における収納サイズの寸法(実寸)についてです。
テントを収納した収納袋の長さは、約53cmでした。ただし、コレは内部での布の膨らみなどが含まれており、両端を抑えると3cm程度は収縮するため、公証サイズの約50cmと同等とみて良いでしょう。
次に、直径は、長い部分で約14cmでした。公称値とほぼ同じですね。ちなみに重量は、あまり気にならなかったので計測していません。
重さを測らないって、
そういうところのツメが甘いんだよな( ゚Д゚)ノ
徒歩キャンパーにとっては重要なところだぞ!
気にならなかったって事は、
割と軽いって事だよ(^^)/
キャプテンスタッグのドーム型テントとの収納形態比較
収納寸法の長さは、ポールの長さに依存するところがあります。このため、長さ寸法はドーム型テントの方が短く、直径では、ワンポールテントが小さいといった感じで、重量は、やはりワンポールテントの方が若干軽いといった感覚を受けました。
写真では、両者の太さサイズはあまり変わらないようにも見えますが、実際には、ワンポールテントの方がかなり細く見えます。
ちなみにこのライダーズワンポールテント、収納時の直径が小さいので、うちの原付スクーター(YAMAHA:VOX)のメットインに収まっちゃうんです。試し張りは、このVOXのメットインに、テントとポール、張り綱(ロープ)、ペグを詰め込んでいきました(^^)/
特徴
次に、他のワンポールテントとはちょっと違う、このテント独自の特徴だと思うところをまとめて行きます!
・設営形状が五角形である点
前の記事にも書きましたが、設営形状が四角形や六角形などは割とあるように思えるのですが、五角形というのはあまり見かけないように感じました。ただし、DODのテントには、他にも設営形状が五角形となるテントは存在します。
何でわざわざ五角形にしたんだろうな?
形状的には、六角形とかの方がバランスとりやすくね?
キャノピーの面積を大きくしつつ、
インナーを囲うスペースも広くとりたい場合に、
五角形が良かったんじゃないかな?
・キャノピー(ひさし)部分が大きい点
テントのキャノピーは、フライシートの一部を利用して形成されます。このため、テントの高さが有る分、フライシートの一面を利用して形成する事のできるキャノピーも大きなものとなります。フライシートの形状特性から、キャノピーの先端側ほど幅広になりますが、先端側の幅は、約190cmにもなります。これだけ大きなキャノピーがあると、日陰を作ると言った目的では、タープを張る必要が無くなるのも良いですね。
確かに、デカいキャノピーを広げている割には、
中のス(・∀・)ペースが丸見えっていう感じがしないな!
(・∀・)
ドヤ顔してんじゃねぇよ!( ゚Д゚)
オマエの手柄じゃねぇんだからな!
・一人用テントとしては、高さが有り、見栄えが良い点
一人用のワンポールテントの平均的な高さは、130cmから150cm程度であるのに対して、今回購入したDODのライダーズワンポールテントは183cmの高さがあります。テントは五角錐の形状をしているため、上部に行くほど狭くはなっているのですが、テントへの出入りに腰をかがめなくて良いというのは、圧迫感が無くて良いですね。
一人用のテントって、
隣にファミキャン用のテントがあると
すごく貧弱に見えるけど、
これだけ高さがあると、多少対抗できそうだよな!
・その他気づいた点
メジャーなアウトドアブランドだけあって、フライシート等の縫い目には、しっかりとシーム処理が施されています。また、インナーテントのメッシュ部分は、キャプテンスタッグのドーム型テントよりも目が細かいように感じました。これは、インナーテントの出入り口がメッシュのみの構造となっているため、メッシュであっても中が見えづらいようにする工夫かもしれませんね。
張り方のコツ
ワンポールテントというのは基本的に、ペグ打ちをしてフライシートの下端部を位置決めしてしまえば、あとは内部にポールを立てるだけで張る事ができます。しかし、フライシートの設営形状が五角形や六角形といった複雑(四角に比べて)な形状である場合には、ペグを打つ位置に悩む場合があります。ペグの位置が正確でない場合、せっかくのカッコいいテントを綺麗に張る事ができなくなってしまうからです。
チマチマ打たないで、
適当に乱れ打ちしておけばいいんじゃねぇの?
そんなにペグ持ってねぇわ( ゚Д゚)ノ
ツッコむとこそこじゃねぇだろ( ゚Д゚)ノ
ここで、五角形や六角形などの複雑な形状のワンポールテントを張る際のペグダウン位置を正確に定めるための方法としては、主に次のような方法があります。
・専用のグランドシートを購入する
最も手っ取り早いのは、テント専用のグランドシートを購入することです。専用のグランドシートの形状に従ってペグ打ちをする事で、テントの設営形状を正確にトレースすることができるようになるからです。
専用品なら、間違い無いもんな!
専用のグランドシートにペグ乱れ打ちして
孔明けちゃったら大変だもんね!
だから、ツッコミどころがズレてるんだよ!
いくらペグ打つ場所が正確になっても、
オマエの頭がズレまくってたらテントなんて張れねぇぞ!( ゚Д゚)ノ
実際、私が購入したライダーズワンポールテントにも、専用の五角形グランドシートが存在します。
・グランドシートを自作する
専用のグランドシートが無い!専用のグランドシートを買うのがもったいない!独自のグランドシートでアレンジしたい!なんて方は、グランドシートを自作するのが良いでしょう。私の場合、インナーテントの形状に合わせて五角形の半分の形のグランドシートを作成しました。
半分だけって、
びんぼっちゃまかよ( ゚Д゚)ノ
びんぼっちゃまを知らない人には全く通じないツッコミだぞ( ゚Д゚)ノ
このような形状のグランドシートでも、中央を合わせて反転させてやれば、五角形の頂点にペグ打ちする事が可能です。ちなみにグランドシートを自作する場合には、汎用の防水シートを利用すると良いでしょう。専用のグランドシートよりも厚みがある分、収納形態はかさばる事もありますが、所詮はグランドシートなので、気になるほどの差は出ないはずです。
ちなみに、五角形の上の図で五角形の下辺中央の位置に打たれるペグは、インナーテントを設置する際に使用します。
なお、グランドシートの自作方法については、またの機会に書いてみたいと思います。
・ペグ打ち用の治具を作成する
ワンポールテントでは、インナーテントを設置しない場合もあります。このような場合には、グランドシートも設置せず、直接コット(簡易ベッドのようなもの)やチェアを置いたりします。そうした場合、わざわざ使わないグランドシートを持っていくのも邪魔になるため、ペグ打ち用のジグを作っておくと楽になります。
治具っていってもさ、
コレを見て使い方がパッと思い浮かぶヤツいないんじゃね?
ですよねぇ~(;'∀')
写真は、私が作った治具です。ベースのセンターのハトメ部分にペグを打ち、テントのセンターを決めます。次に、打ち込んだペグにロープの輪を引っ掛け、引っ掛けたロープがベースの頂点を通るように引っ張ります。そして、ロープがしっかりと張っている状態で、ロープの先端位置にペグを打ちます。ロープの長さは、テントの設営形状となる五角形の内角を構成する線の長さに合わせてあるので、同じ要領でペグ打ちを繰り返せば正確に、五角形の頂点位置にペグを打ちこむ事が可能となります。
ちなみに、DODのライダーズワンポールテントの場合には、ロープの長さは約160cmです。
ん?
でもコレって、
テンマクデザインのサーカスTCの付属品
のパクリじゃねぇか?
ドキッ( ゚Д゚)
ペグを打つ位置さえしっかりできれば、ワンポールテントは張れたも同然なのですが、綺麗に張るためには、ポールを立ち上げる段階ではフライシートのベルト(ペグにかける部分)を緩めておき、ポールを立てた後にベルトを引っ張ってフライシートの張り具合を調整すると良いでしょう。ネットの動画などで綺麗に張れていない人を見ると、この部分の調整を行っていない場合が多いようです。
気をつける点
フライシート内への入口兼キャノピー展開用のファスナー沿いに、キャノピーとなる布をまとめておくための紐(カーテンをまとめるタッセルのようなもの)があるのですが、それがファスナー側に張り出す場合があります。この紐がファスナー側に張り出した状態で勢いよくファスナーを開閉すると、紐がファスナーに噛み込まれてしまう場合があります。多少の噛み込みであれば解消する事もできるのですが、ガッツリ噛んでしまうと、紐を切らざるを得なくなってしまうので気を付けましょう。
付加情報
DODからは、今回購入したライダーズワンポールテントと形状、寸法が殆ど同じで、フライシートがポリコットン素材となったテント“ムシャテント”が販売されています。こちらのテントには、フライシート下からの風の吹き込みを防ぐスカートも付いているため、冬キャンをしたい人や、キャノピーの下で焚火をしたい人にはおススメです。
DOD(ディーオーディー) ムシャテント 1人用 火の粉に強い TC 素材の ソロテント T1-819-BK
コメント
へぇ~5角形のポールテントなんですね、もしかして5角形にすることで奥行きを持たせて広々した空間に感じるのかも
って私の想像・・・テントの目の前で焚き火が出来るのもいいね~・・・
いげのやま(坂田)さん
いつもコメントありがとうございます(^^)/
そうなんです!五角形!めずらしいですよね^^
確かに広々とした感じもありますね。