設営41日目
キャンプツーリング(キャンツー)に最適なシートバッグとして紹介したタナックス(TANAX)MOTOFIZZ キャンピングシートバッグ。
現状、市販されているシートバッグの中では最大級の容量を誇り、使い勝手も良いことは、既に紹介した通りである。
改良点とは?
現段階で“最強”のシートバッグと言っても過言ではないキャンピングシートバッグ2は、一見すると改良点など無いように思える。
確かに、容量を59Lとして使う分には改良点というものは殆どない。
だったらイチイチ文句言わなくていいじゃねぇか!
小さなアラを探すなんて、小姑みてぇな野郎だな!
い、いきなり口が悪すぎやしないか?(;´・ω・)
しかし、これをワイドモード(容量75L)にした場合には、一抹の不安を覚えるところが出てきてしまうのだ。
具体的には、伸ばした部分が垂れ下がってしまうという点だ。
なぜこのような事態に陥るかというと、バッグ両サイドの伸縮部分は、その構造上、形状維持のための樹脂板などを配置する事ができないためである。
一応、ベルトとバックルでサイドを吊ることで、垂れ下がりを防止する策は取られているが、撓みによる垂れ下がりが生じてしまう事は否めない。
もちろん、このシートバッグの他に、サイドバッグなどを備え、下側に“支え”となるものがあるようにした場合には、そんな不安は無いといっていいだろう。
しかし、私のバイクの場合、マフラーが跳ね上がっているという構造から、汎用性のあるサイドバッグを取り付けることができないのである(マフラー配置側)。
また、バッグの垂れ下がり部分がマフラーに触れた場合には、溶けてしまうといった不安も生じる。
このため、改良点とは、この伸縮部分の垂れ下がりを防止するという点にある。
だったらバイクを変えれば問題解決だな!
はい、今日の話おしまい!
いやいやいや、
そんな事言ったら、
バイクじゃなくて車だったら荷物問題全て解決しちゃうじゃない。
なら車にすれば良いんじゃないか?
それじゃキャンツーにならないんだよ!
オマエ、
本当にワガママなヤツだな!
いや、オマエがややこしくしてるだけだよ!
具体的な対策としては、バッグの底面に板を配置するというものだ!
本来こういうものは、バッグ底板の下側、つまりバッグの外に配置した方が効果的なのであろうが、バッグの外に大きな板を配置するというのは、バイクの美観が極端に悪くなるような気がしたので、内側に配置することとしたのである。
仰々しい言い方してた割にには陳腐な策だな!
俺なら10文字で今までの事をまとめる事ができるぞ!
は?じゃぁ手本を見せてみろよ!
皆忙しいから、10文字なら助かるんじゃないか?
(笑)
「バッグの下に板敷いた」
なっ?わかりやすいだろ?
確かに( ゚Д゚)
どんな板を使ったの?
板部材として使用したのは、木製の合板である。
アルミ合板(樹脂板の両面にアルミの薄板を貼り合わせたもの)の方が薄くて強度があり、オシャレかな?とも思ったのだが、量販店には丁度いいサイズが無かったのである。
事前の計測によると、拡幅状態(ワイドモード)のバッグの底板としては、
幅30cm、長さ70cmの板がジャストフィットするのである。
ところが、幅30cmの板を探すと、長さは60cmというのが汎用サイズとされている。
これに対し、長さを確保できるように探すと、長さ90cm幅45cmといったサイズになってしまう。
このようなサイズを選択すると、かなりの無駄が出てしまう上に、値段も高くなってしまう。
細かい事言うな!
デカいのにすればいいじゃねぇか!
師匠もデカいのが良いって言ってただろ!
師匠が言っていたのはバッグのサイズの事だから!
はぁ?
今デカくしなきゃいけないのは、
バッグよりもオマエの器だよ!
オマエの器が小さいから、
そんな事を問題にするんだろ?
( ゚Д゚)
そこで私は自らホームセンターに行き、自らの足で歩き回った。
そして、ホームセンターに置かれている資材で使えるものが無いかとくまなく探しまくったのである。
普通の事をスゴイ事みたいに書くなよ!
だから器がちいせぇって言われるんだよ!
いや、言われないから!
直接注意されないからそれで良いって思ってたら
成長できねぇぞ?!
どこの監督だよ( ゚Д゚)ノ
そして見つけたのが、幅30cm、長さ90cmというサイズの端材だ!
端材というのは、誰かが大きな板をカットしてもらった余りの部分である。
ホームセンターの工作室の近くなどにある端材起き場に置いてある事が多い。
こうした端材は、本来のサイズではないと共に、一度売られた資材の余りなので破格の安さで手に入れる事ができる偶然の出会いなのである。
これぞ邂逅(かいこう)(゚Д゚)ノ
(邂逅:おもいがけず偶然出会うこと)
でも、そんな奇跡の一品のような部材、
当然、
お高いのでしょう?
そう思うでしょう!
でもね、奥さん!
この部材は端材なの!
だからとってもお買い得!
今ならななんと、
お値段
30円( *´艸`)
もうタダでいいじゃねぇか!
これだけデカい板持ってレジに並んで30円
だけ支払うって、
ある意味罰ゲーム並みに恥ずかしいぞ!
この端材を70cmにカットすることで、調度良いサイズの下板として使用することができる。
ここで1つ工夫するポイントがある。
それが、角部を丸くしてやることだ!
このように角を丸くしてやることで、バッグの生地を傷めないようにすることができるからである。
そういう工夫点をサラッと流すな!
大事な事は2回言え!
は、端材の値段は
30円!(・`д・´)
そこじゃねぇよ!
工夫点て言ってるだろ!
角丸めたとこだよ!( ゚Д゚)
改良の効果は?
加工した30cm×70cmの板をバッグに入れてみると・・・ジャストフィット!
何も入れない状態よりも底板がしっかりするため、明らかに維持される形状が綺麗になります。
また、垂れ下がりも、板を入れない場合と入れた場合とでは、こんなに違いが出るんです。
荷物を入れていない状態でこれだけの差が出るのですから、重量のある荷物を入れた場合には、さらに大きな差が出るはずです。
ちょっとした工夫でバッグの安全性も、見た目もグンと上がったような気がしませんか?
実際にとても効果的な事だとは思いますが、実際に同じ事をやられる際には、あくまで自己責任でお願いします(*´▽`*)
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