設営62日目:アクリルラッカーと2液ウレタン
さて、いよいよ仕上げの上塗りです。
ネットとかで調べると、ココが一番苦労したり、迷ったりしている方が多いみたいですね。
まぁ、どれが正解という事もないとは思うのですが、私の場合は次のようにして2液性のウレタンスプレーでの塗装を行いました( *´艸`)
下塗りについてはコチラ↓
塗装4:上塗り
カバーを塗装したゴールドなどは、“上塗り”とあるように、そのままでもツヤは出るのですが、塗膜(塗装被膜)が比較的柔らかいため、屋外での使用や、時間経過と共にツヤが無くなってきてしまう事が多いのです。
それに対し、ウレタン系塗料は、塗膜が硬く、薬液などにも耐性があるため、屋外で使用するものや車両のボディーを塗装する場合に都合が良いのです。
しかしながら、2液性の塗料は、主液と硬化剤といった2つの液体の化学反応によって塗料の硬化が成されるため、一度塗装を開始してしまうと、数時間のうちに使い切ってしまわないと使えなくなってしまう(缶スプレーの場合)といった不便さがあります。
そして、ウレタン系スプレーは、塗料が硬化した後に上塗りすると、塗料の縮み(塗装面にしわができる)が生じる場合があるため、塗装のやり直しができないのです。
要するに、失敗した場合には、下塗りから全部剥がしてやりなおさなければならないのです。
つまり、”THE FIRST TAKE”で決めなければならないのです!
さらに、通常のラッカー系スプレーが1本800円程度に対して、ウレタン系スプレーは2000円程度と高価だったりもします。
このため、扱いが難しいスプレーとも言われています。
良い点の倍くらい恐ろしい点があるような気がするな( ゚Д゚)
確かに、失敗すると厄介な点が多いよね。
でも、そんなリスクを負ってでもチャレンジしたい
と思うくらい、上手くいった時の出来栄えが良いんだよ!
ちなみに、今回仕様した2液性のウレタンスプレーはこんな感じ
相性とタイミング
ウレタン系スプレーによる塗装は、相性とタイミングにより成否が分かれるように思います。
例えば、ウレタン系塗料同士の下塗りと上塗りでは、下塗りの塗料が完全に硬化する前に上塗りを済ませなければならないと言われているのに対し、ラッカー系の塗料を下塗りとしてウレタン系塗料を上塗りする場合には、下塗りの塗料を完全に乾燥(硬化)させてから上塗りを行う方が良いと言われています。
なお、メーカーによっては、ラッカー系塗料を塗った後、すぐに上塗りのウレタン系塗料を塗るように指示しているものもありますが、これはメーカーの指定に合わせるようにするのが良いでしょう。
け、結局何が正解なんだ?
プロはウレタン系ならウレタン系で一気に塗装しちゃう
だろうから、ラッカー系の上にウレタン系っていう塗装
だと、やってみないとわからないっていうところがある
んだようねぇ・・・
オマエ、
いつも以上に使えねぇな( ゚Д゚)ノ
だから、今回実際にやってみた様子を
細かく説明して、今後同じような事をやろうと
する人の役にたてようとしてるんじゃないか!
まぁ、
オマエの塗装が成功と言えるレヴェルならな( ゚Д゚)ノ
”ヴェ”がムカつくな(=゚ω゚)ノ
今回私の場合は、下塗り(ラッカー系スプレー)の塗装が完全に乾くのを待ってから、上塗りでウレタン系スプレーを吹くようにしました。
ちなみに、仕上がりはトップ写真のような感じです。
素人塗装にしては、なかなか綺麗に仕上がったのではないかと思っています。
ちなみに塗装後1か月以上経ちますが、塗装面に変化はありません。
今回2液性ウレタンスプレーによる塗装を行う際に気をつけたポイントは、
・乾燥時間
・足付け
・良く混ぜる
・バラ吹き
の4つです。
乾燥時間
今回は、下塗りにラッカー系スプレー塗料を使用したため、乾燥時間を長めにとりました。
理由としては、2液性のウレタンスプレーには、ウレタンを溶解させるためのシンナーが混ぜられているからです。
下塗りの塗料が完全に乾いていない状態でウレタンスプレーを吹いてしまうと、下塗り塗料が溶けてしまい、チジミやにじみ、乾燥不良などの要因になると言われています。
また、乾燥不良に関しては、2液性ウレタン塗料は、上述したように、科学反応で硬化するのに対し、ラッカー系塗料は、溶剤が気化する事により乾燥(硬化)します。
このため、上塗りとして塗布したウレタン系塗料が先に硬化してしまった場合、ラッカー系塗料の溶剤が気化できなくなり、いつまでも乾燥しない状態が続くこととなってしまうのです。
溶剤の逃げ場が無くなって、
塗料が缶の中に入っている状態と
同じようになってしまうということだな?!
適格過ぎる例えを出すのヤメテくれる(=゚ω゚)ノ
乾燥時間は、気温や湿度などの影響が大きいですが、今回私の場合、約5日の乾燥時間を設けた後、上塗りを行うようにしました。
足付け
一度塗装された面だから、足付けなんか要らないんじゃないの?と、思われるかもしれません。
しかし、塗装面が乾燥すると、通常はツルツルな感じになります。
ツルツルした面というのは、材質に関わりなく塗料が乗りにくい事が多いため、足付けを行った方が良いと考えられるのです。
コレは、プロの塗装屋さんが言っているのを
盗み聞きしてやってみる事にしたんだよな('ω')ノ
人聞きが悪い言い方するのヤメロ(=゚ω゚)ノ
しかしながら、サンドペーパーなどで傷をつけると、せっかくの下塗りが台無しになってしまう事があります。このため、足付けとして、ミッチャクロンを全体に薄く塗布するようにしました。
ミッチャクロンについて詳しく知りたい方はコチラ↓
良く混ぜる
2液性のウレタンスプレーは、スプレーノズルとは反対側に、ピンが突き出していて、このピンを押し込む事で缶の中の仕切りが破壊され、分かれていた液が混ざりあうという構造になっています。
この時重要なのは、2つの液を良く混ぜるという事です。
ここでの液の混合が不十分ですと、塗装後の塗膜が硬化不良を起こし、いつまで経ってもベタベタした感じになってしまうおそれがあるのです。
指示によれば、ピンを完全に押し込んだ後、しばらく逆さにして放置することで、缶の中で液が移動するそうです。
その後は、数十回缶をシャッフルするとの事だったのですが、私の場合、さらにその数倍、狂ったサルのように振りまくってみました。
オマエ、
狂ったサル見たこと無いダロ(=゚ω゚)ノ
見たことも無いのに、
自分がサルみたいだなんて厚かましいヤツだな( ゚Д゚)ノ
え?
卑下したつもりだけど、
オマエの中の俺はサル以下の存在なの( ゚Д゚)?
バラ吹き
上述したように、2液性のウレタンスプレーの塗料には、シンナー等の溶剤が含まれている場合があるため、下塗りした塗装面にいきなり厚塗りした場合、塗面が溶けてしまうおそれがあります。
このため、最初は本当に薄く、まるで速水もこみちが料理に塩コショウをかけるかのごとくうす~く塗料を吹きかけるようにしました。
オマエ、もこみちが塩コショウかけてるとこ、
見たこと無いダロ(=゚ω゚)ノ
いや、最近は見かけないけど、
以前は結構テレビで見たよ('ω')ノ
最近みかけないとか失礼だな( ゚Д゚)ノ
オマエが言わせてるんだろ( ゚Д゚)
そして、うす~く吹きかけた塗料(クリア)によって、下塗りの塗膜に変化が無い事を確認しつつ、2回目も薄く、これは全体にまんべんなく塗料がかかるように塗りました。
その後、2回目の塗料が完全に硬化する前に、3回目!これは少し厚く、塗った面が濡れた感じになるように塗っていきます。
よく、タレる直前まで塗る・・・なんて事を聞きますが、そこまで塗ってしまう必要はないような気がしています。
その後、4回目で3回目よりもやや厚塗りする感じでフィニッシュです。
あとは、塗装面になるべくゴミなどが付着しないようにして、塗膜が硬化するのを待ちます。
硬化は、1日もあれば触っても大丈夫な状態になりますが、使用には3日くらいおいた方が良いでしょう。3日後、分解していたパーツを組み付けて、トップボックスの塗装完了です!
プラムにしては綺麗に塗れたな('ω')ノ
失礼だな!
ちょっとは褒めたらどうなんだ(; ・`д・´)
それにしても、
金ぴかにしちゃって・・・
品が無いな('ω')ノ
重ね重ね失礼だな!
全然褒めてねぇじゃねぇか(; ・`д・´)
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