設営84日目
きっかけ
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6404.jpg)
昨年から私のバイク遊びのジャンルに
“サーキット遊び”
(私がやっている事はあくまで遊びです)
が追加されました。
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/10/a-160x90.jpg)
そうしたサーキット遊びをする際、
バイクを車に乗せてサーキットまで運んじゃえたら
楽だよな~( *´艸`)
という妄想から、
“SO-DA トランポにしよう!”
となったのです!
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
そうだ!京都へ行こう!
みたいなノリ( ゚Д゚)ノ
ちなみにトランポというのは、
トランスポーターの略で、
レーシングマシンを運ぶ車両は、
“レーシングトレーラー”
などと呼ぶ事もあるそうです。
必要な事
そんなトランポに選んだのは、
大人気ミニバンの“セレナ”です。
とは言っても、
もう10年も前のC25という型式の車両です。
外観は今でも綺麗なんですけどね。
まずは、バイクを積載する車両の荷室寸法と、
積載するバイクの寸法を測ります。
これにより、車両(車)に手を加える事なく
バイクを載せる事ができるのか、
それとも何かしら手を加えなければならないのか
という事が明らかになるのです。
ちなみに、私がセレナに載せたいバイクは、
Ducati Monster S2R800という車両です。
そして計測の結果、
・高さ〇
・幅 〇
・長さ×
という事が判りました。
長さに関しては、搭載角度をどう工夫しても
車内に押し込む事ができそうにありませんでした。
このため、3列あるシートのうち、
3列目のシート2つと、
2列目シート1つを取り外す事にしました。
3列目シートに関しては、
取り外さなくてもバイクを載せる事はできそうだったのですが、
内部スペースを確保する事で、
乗せ降ろしの作業性を良くする事ができると考え、
取り外す事にしたのです。
ちなみに、座席数を変えた場合、
車検は通らないのですが、
その状態で変更登録を行えば
車検を通す事ができるようになるんです。
そして、変更登録しない場合であっても、
乗車人数が座席数以上とならなければ、
道路交通法に違反する事にはならない・・・らしいです。
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
“らしい”ってなんだよ!
はっきりしろよ!
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
そのあたりはまぁ・・・
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
おい!
付加的事項
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6379.jpg)
そんなわけで、
変更登録などすれば、
色々と問題は無いという事で、
一部のシートを取り外してみたんです。
で、シートさえ取り外せば一応、
バイクを載せる事はできるんです。
しかし、セレナの荷室には、
大型の床下収納が設けられており、
補強構造の樹脂製カバーで覆われているんです。
いくら補強されているとは言え、
樹脂製の板の上に200kg近いバイクを載せるのには
不安が残り、ましてや踏み抜いてしまったりしたら
大惨事になる事は小学生でも、小悪魔(心の声)でも判るでしょう。
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
バカにしてんのか( ゚Д゚)ノ
そこで考えたのが、荷室にコンパネ敷いちゃおう!
という事です。
コンパネというのは、いわゆる合板であって、
ベニヤ板を厚くしたヤツ(板厚12mm位)の事を言います。
今回使用したのは、
コンクリートを打ち込む時に使用される型枠用の
塗装合板というものです。
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6377.jpg)
普通の合板よりも割高ですが、
綺麗だったのでコチラを選んでしまいました。
この合板、長さが1800mm、幅が900mmと、
だいたい畳と同じサイズです。
そして荷室の長さが約2300mm、
幅が最大値で1250mmとなっており、
1800×900の合板では長さも幅も中途半端で、
そのまま合わせた場合には計算上3枚(1800×2700)
の合板が必要となる。
しかし、3枚の合板を購入すると9000円近くかかってしまうため、
なんとか2枚の合板で床板をカバーできないかと考え、
カットの仕方しだいでは2枚の合板で床板をカバーできる事を見出しました。
なんと、机上の計算だけで約3000円も節約したのです!
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
いい気になるな( ゚Д゚)ノ
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
え?
でも3000円はデカいよ!
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
でもイキルな( ゚Д゚)ノ
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
何で?
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
なんかムカつくから(・∀・)ノ
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
( ゚Д゚)
さてさて、
そのカット、及び組み合わせの設計図がコレだ!
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6405-rotated.jpg)
で、このような切り抜き、及び組み合わせとすることで、
2列目シートを1つ残した荷室全体の床板をカバー
できるようになるんです。
実際に切ってみた
さて、検討、及び設計をした後は、
実際にコンパネをカットして、
車両の荷室形状に合わせるという現合(現場合わせ)工程を行います。
荷室の細かい形状は、車両のカーペットと、
模造紙を使った型紙を利用して、
切り出す形状を合板に書き写しました。
そしてその後は、ひたすらカットするだけです。
カットは、丸鋸とジグソー、そしてドリルを使いながら行いました。
具体的には、長い直線は丸鋸で大胆にカットし、
細かな曲線や短い直線はジグソーにより正確にカット、
そして穴部分は、ドリルで穴開けした後、
ジグソーで切り抜くといった作業です。
そうして出来上がったのがコチラ!
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6419.jpg)
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
なかなか綺麗にできたじゃねぇか!
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
だろぅ(・∀・)?
![心の声](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2020/10/1850936.jpg)
頑張ったんだな
・・・工具達( *´艸`)
![プラムVer2](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/プラム.jpg)
いや、褒めるとこ間違ってるだろ!
まずはコッチを褒めろ!
称えろ!( ゚Д゚)ノ
ちなみに今回は、荷物まとめようのバックル付きバンド(100均製品)
で、分割した板同士を締め付ける事で1枚板として扱えるように工夫しました。
そして、セカンドシートの後ろに配置してあるパネルを取り外す事で、
2列目シートの足元空間を広くとる事ができるようにしたのです。
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6420.jpg)
ちなみに、取り外したパネルは写真のように
セカンドシートの背もたれ部分に取り付けることができるようにしました。
こうしてコンパネで床板を作り上げたトランポには、
バイクもバッチリ載せる事ができるようになりました。
![](https://camtoubiyori.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_6402.jpg)
なお、C25型セレナの荷室用のコンパネ切り出し用型紙
が欲しいという奇特な人がいらっしゃる場合、
ご相談いただけば現物から形状を写し取ってお送りする事もできます。
※有料サービスになります
(なお、作業時間と材料費、送料等を考慮すると型紙1セットあたり2500円程度となります)
コメント
私の親戚の息子もサーキットにハマってるようです、ワゴン車にバイクを積んで、、、、
床板プロ職人技ですね!拍手です!
坂田(いげのやま)さん
コメントありがとうございます。
はやりハマるとトランポが欲しくなるんでしょうね^^;
床板、大工さん始めたの?って言われました( *´艸`)遠目で見るには、なかなか良いですよね^^