設営122日目

ひょんなことから父親のところから引き上げてきたモンキー125は、初期登録が2019年だったのだが、走行距離は850kmと全く走っていないバイクだった。
このため外観は極上!
メッキ部にはうっすらと曇りも見えたが、磨いてやれば落ちる程度のものだった。
引き上げる時にエンジンを掛けた際には、少々心もとない雰囲気はあったものの、125ccならこんなものかと思っていた。

ちなみに、
“ひょんとなこと”には、
“予期せぬこと、思いがけないこと”
などと言った意味があります。

その語源は、凶を中国語で読むと“ヒョン”と発音するという事や、
イスノスキという植物の葉を虫が食べたところにできるコブ(虫こぶ)を吹くと、“ひょう”という音が出て、
それが“ひょん”に変換されたといった事などがあるとされているそうです。

ふーん・・・
前者は、“凶=予想だにしない”って感じの想像はつくけど
後者はちょっと何言ってるのかわからないな!

ところが、ナンバーを取得し、自賠責保険に加入して、いざ乗ろうかと思いキーをONにしてセルを回してみたところ、セルモーターは回る音がするのだが、エンジンはかからない。

あっれれ~?
おっかしぃぞ~?

コナンかよ!

誰が名探偵だ!

オマエは名探偵じゃなく
迷探偵だけどな!
疑問符を頭にうかべながらキーのON/OFFとセルボタンを押す事を繰り返したのだが、やはりエンジンはかからない。
冷静になってメーター周りを確認すると、エンジンのマークが点灯している。
これは・・・いわゆるエラーコードだ!
という事は、何らかのトラブルが発生しているという事になる。
タンク内を確認すると、結構錆が出ていた。
このため、インジェクターが詰まったせいかと思い、とりあえずインジェクターを取り外して洗浄してみた。
この時洗浄には、古くなったガソリンのネバネバ成分を分解すると言われているフューエル1を使用しました。
洗浄後インジェクターを戻して再び始動を試みたのだが、やはりエラーコードが出てしまい、セルは回るがエンジンはかからないといった状態だった。
そこで少し考え、もう一度キーをONにしたところで、“燃料ポンプが動く音がしていない”という事に気づいたのだ!
燃料ポンプが動いていない=インジェクターに燃料がとどいていない=シリンダ内に気化燃料が届いていない!
という図式が成り立ち、エンジンがかからなかったのだ!

名探偵みたいな観察眼と
推理力だな(; ・`д・´)

ふふふっ
私の推理力のすごさに
やっと気づいたか
明智君!

って!
オマエ
コナンじゃねぇのかよ!( ゚Д゚)ノ
ネットで調べてみると意外と同じだろと思われる症状が挙げられていて、ポンプユニット(Assy)ごと交換したり、もっと深刻な症状で、ECUが逝かれた・・・といった事を書いている人もいた。
動かしても故障する・・・
動かさな過ぎても故障する・・・
乗物って奥が深いなぁ・・・
燃料ポンプを使用していない昔のバイクは、こういったトラブルは無く、キャブの清掃などでなんとかなったので、そういった面では昔のバイクは整備性が良かったと言えるのではないだろうか・・・

さて、ECUが逝ってしまっていたらどうしようもないのだが、とりあえずタンクを取り外し、タンクからポンプユニット(Assy)を取り外した。
ちなみにモンキー125のタンクの取り外しに関しては、チューブやカプラーをいくつか外す必要がありますが、タンクを止めているボルトは1本だけ!
詳しい取り外し方は、いろんなブログ等に出ているので、ググってみてください(取り外しに際しての写真を撮り忘れた( ̄◇ ̄;))

おい!コラ!
手抜いてないでちゃんと説明しろ!

いや、マジで
写真撮り忘れたので、
言葉だけじゃどうにもならんのです・・・( ;∀;)

取り外したポンプユニットの周囲には錆などがこびりついており、確かに稼働不良を起こしてもしかたがない。
と思えるレベルであった(写真は、洗浄後の様子)。

ちなみに、ポンプユニットはタンクの裏側から取り外す事となる。
このため、ポンプユニットの取り外しは、タンク内の古いガソリンを別容器に移した上で行った。
続く




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