設営45日目:GENTOS VS TJM
暗がりを照らすだけであれば、いわゆる懐中電灯があれば足りる話ではあるのだが、キャンプに限らず、暗がりでの作業や散策を行う場合、両手がフリーになるヘッドライトがあると便利なのである。
このため私もヘッドライト自体は持っていたのだが、何かの際にもらった○華製のライトだったため、信頼性に欠けるものであった。
実際、顔の前に飛んできた虫を払おうとして手を振った際、急に目の前が暗くなるという事態に陥ったことがある。
虫を払うために振った手がライトのケースに当たったのである。そして、その衝撃によりライトのレンズが吹っ飛んだのだ( ゚Д゚)
アクシデント的な衝撃に最も大切な部分が吹っ飛ぶとは・・・コレが地下洞窟探検だったら命とりだったと思う次第である。
そんなところに行くのに安物装備で行くバカいねぇよ(゚Д゚)ノ
ジェントスか、タジマか?
そうした背景から、暗がりで使用するものには信頼性が高い物が良いと考え、大型ホームセンターに行ってみると、TAJIMA(タジマ:TJM)と、GENTOS(ジェントス)というメーカー(ブランド)のヘッドライトが、工事現場などでも使われるくらい信頼性が高いらしいという事が解った!
しかし、何でもそうだが、ブランドものは値段が高い!
そして、上を見ればきりがない!中には1万円超えのヘッドライトなども!仕事で使うのならば、その位のものであっても良いのだが、レジャーで使うレベルでは、せいぜい2500円程度までが妥当であろう!
このような観点から、その道の情報に詳しい師匠に連絡を入れてみた!
師匠!
TAJIMAのヘッドライトって良いですか?
そうだねぇ(*´ω`*)
でも、建築系の現場では、
GENTOSの普及率が高いよ(゚∀゚)
やっぱりジェントスかぁ!
でも、ジェントスのヘッドライトって、
結構なお値段しますよねぇ?
安いのもあるよ(゚∀゚)
現場作業するわけでも無いんだから、
こんなのどうかな?
と師匠に勧められた物がコレだ!
CP-095D
お値段は1500円程度とかなり安い!信頼のあるブランドの品でこのお値段なら申し分ない!
とは思うのだが、良く見ると明るさが95ルーメン!
信頼があり、小型で軽量、しかも連続照射時間が長く(約7.5時間)、価格も安いのだが、300~500ルーメンという明るさを提示しているヘッドライトがある中で、95ルーメンという数値はちょっと暗いのではないか?
と思えてしまう。
防塵防滴(IPコード:IP64準拠)だし、マラソンやウォーキング、夜の犬の散歩のお供などには最適なのではないかと思うのだが、暗がりでの作業という観点からすると、もうちょっと明るさが高い方が良い気がする。
とりあえず信頼性の高いヘッドライトをお安く!という方にはおススメだ!
ちなみにIPコードとは、International Protectionの略で、それに続いている数字がどのレベルまで防塵と防水について保護できるかを示しており、IPの次の数字が防塵性、その後ろの数字が防水性を示している。
数値のところにXと表示されているものは、試験を省略しているとの意味であり、その特性が無いという事ではない。
その数字が
どの程度の性能を示しているのかわからねぇよ!
防塵特性と防水特性の指標は、こんな感じに定められている。
それ先に出せよ(゚Д゚)ノ
プラムのくせに
情報出し渋ってんじゃねぇぞ!
防塵特性に関しては、ヘッドライトのような物は、当然の性能として5以上を備えていると思われるので、6は普通であり、対象製品的には省略しても良いと思われる数値である。
防水特性が4というのは、突然の雨などにも耐え得るというもので、いわゆる生活防水といった感じと考えれば良いであろう。
この数値は、意味を知らないと“IP63”
とか書かれていると、“防塵防水だ!”って、
単純に思い込んじゃう人も多いよな(゚Д゚)ノ
うんそうだね!
通販サイトでは、
製品を水に浸した写真とかを載せつつ
IP63とかIP64とか書いている事もあるから、
見た人は勘違いしちゃうよね!
次に、お値段、明るさ、軽さ、などの観点から私が見つけたのがコチラ!
CB-300D
ブランドは、師匠おススメのジェントス!
明るさは230ルーメン、電池を含めた重さが約105g、最も明るくした状態での連続点灯時間は約5時間、エコモードだと約85時間
防塵防水性能は、IP65
防水特性的には、激しい雨やシャワーなどにも耐えられるといったイメージだ!
お値段も2000円程度と、お手頃価格だ!
さらに、手をかざすだけでスイッチ操作ができるモーションセンサー付き!
条件的には申し分ない!
しかし、よくよく見てみるとちょっとした落とし穴があった。
このヘッドライト、照射特性がスポットタイプだったのだ。
要は、光の広がりを抑えて集中させることで、強い光にしているのだ。
このため、照射範囲(幅)があまり広くない。
よって、暗がりで作業を行うという事を想定すると、あまり適しているとは言えない。
こういったタイプのヘッドライトは、広い場所で遠くを照らしたり、暗がりで高い場所の状態を見たりする場合には適しているかもしれない。
防水特性がやや高いため、センサー機能で目立ちたい!という人にはおススメだ!
今やセンサーライトは一般的になったとはいえ、
こうしたギミックはハイテク製品に目が無いプラムには
生唾モノの製品だな!(゚∀゚)
うん、この機能は結構惹かれるよね!
その次に見つけたのがコチラ!
ブランドは、タジマ(TJM)
F351D
明るさは350ルーメン、最長点灯時間が約9時間、電池ボックスがライトと別体で備えられ、本体重量は約100g、単三電池が3本なので、合計で約170gだが、重量が前後に分散されるため、数値ほどの重さは感じないと思われる。
照射特性も広い範囲をムラ無く照らす事ができるようだ。
お値段も、送料込みで2500円程度とまずまず。
防塵防水性能は、IPX4で、防塵特性に関しては試験を省略しているが、対象製品がヘッドライトであれば、一般的に見て5から6はあるはずだ。防水性能は、ちょっとゴツイ見た目に反して生活防水レベルというのは残念ポイントだ。
そして、若干電池ボックスがかさばるという点はあるものの、明るさや電池の持ち時間は申し分ないため、水に漬かる心配がないような場所での使用には、最適な選択なのではないかと思う代物だ!
冒険感を出したい場合には、コチラを選択するのも良いだろう!
この見た目は結構好きだな!
防水性能がもう少し高かったら、
間違いなくコレを買っていたな!
最後に、上のタジマとどちらにしようか悩んでいるのがコチラ!
VA-04D
ブランドはジェントス!
明るさは230ルーメン、照射特性はオーバルビームで広範囲を照らす事ができる。
電池込みの本体重量が81gと軽量なのも良い!
さらに、防塵防水性能は、IP67準拠と、水に漬かっても大丈夫という防水性能はアウトドアには嬉しい特典だ!
ただ、230ルーメンでの連続照射時間が約3.5時間とやや短いのが悩みどころ。まぁ、100ルーメンに落とせば約10時間点灯するし、1泊程度のキャンプであれば、遊びを含めても3.5時間照らす事ができれば十分ではあるとは思う。
お値段は、送料込みで2000円程度と、お手頃価格!
さらに小型でスタイリッシュ!
Amazonなどの口コミを見ると、
“スイッチの反応が悪い”といったレビューがあるが、
こちらの製品は長押しでのロックや、ロック解除など、
スイッチ操作に関するメモリー機能がついているんだよね。
このため、こうしたレビューは、
操作系の説明を読まずに扱った結果、
操作がしづらいと感じているのではないかと思うんだよね。
以上の観点からすると、一般的なお手軽キャンプには、ジェントスのVA-04Dが最も適しているといえるのではないだろうか?
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