設営112日目
前回のあらすじ:小江戸川越にある秋田ラーメンはまに集合のツーリング、しゅーじのせいで遅れたと怒るりえさんの震えは店内でもおさまらない。熊のようなレスラー2人が残すほどのラーメンにビビる面々、はたしてモツラーメンとは?
詳細を知りたい方はコチラ↓

着丼!長くてでっかいアレに驚愕!!

レスラーが退場してからしばらくして、テーブルには小ライスと卵が到着する!
なお、“小ライス”と書いてはあるが、普通の御茶碗に普通に盛られたご飯だ!
そう!一般的には“ライス一人前”と称されるべき代物である。
しかし当然ながら、そこに突っ込みを入れる者はいない。
ましてや
「誰にとっての“小”なんだよ!!」
なんて無粋な事を言う者がいるはずもない!
だってラーメン屋は“粋”を大事にするところだから・・・
いくら秋田のテーマパーク“秋田ラーメンはま”に来ているとはいえ、ここは小江戸川越!江戸っ子気質にもなるってぇもんだ!
ってことで江戸っ子気質になり切った面々は、
「そうそう、朝飯には、TKGだよね♪」(この時の時刻朝9時半)
などと調子にのって、あやうくご飯に卵をぶっかけて食べてしまいそうになっていたのだが、
そんな悪ふざけをたしなめるように秋田美人の店員さんが、
「もつ煮を卵に漬けて召し上がってください」
と、説明してくれたのでTKGは思いとどまった。
そんな気まずい空気を醸し出して店内を冷え冷えさせながらアレコレ話していると・・・
ほどなくして“着 丼 !”
デカイぞ!
すり切り目前になみなみと注がれたスープは、漫画であれば間違いなく“親指ダシ”がとれるレベル・・・
見ただけで濃厚さが伝わるこのスープはもしかして本当に・・・!?
な、わけない!
なんてやり取りがあったような無かったような・・・
そんな浮足立った面々を前にやすさんが、満を持して喋りだす!
どんぶりに渦巻く肉帯(肉塊では無く帯なのだ!)を箸で持ち上げ、
「すごい長いでしょ!でもね、柔らかいから嚙み千切れるんだよ!」
と、最早店主のような語り口調!
そう!
やすさんは経験者なのだ!
そして経験者だけれども、TKGのくだりを暖かい目で見守っていてくれたという、
まるで仏のような優しさを持つやすさん!
今後は“仏のやすって呼ぶことにしよう!”
と、フットボールアワーの後藤さんがいたら、
「少年係のベテラン刑事か!」
と、解るような解らないような例えツッコミを入れられるような事を思い浮かべながら、やすさんの説明を聞いていた。
そしてやすさん、経験者だけあって、指導もかかさない!
“モツを卵につけて食えと言われても、この小さな器にモツを入れたら溢れるぜ?”
と、箸につかまれたモツと卵の器の間で行き来する我らの視線を察したやすさんが繰り出したのは、モツの先だけを器にディップして口に運ぶという斬新な技だった!
おそらく前回、やすさんも苦労してこの技を編み出したのだろう!
それを惜しげもなく初見の我々に披露するなんて・・・やはり“ほとけ”のような性格なのだと思う!
いや・・・もしかしたらただたんに“ほっとけ”ない性格なだけかもしれない・・・
実食!コレがモツラーメンだ!

さて、いよいよ実食だ!前フリがなげぇ!なんてクレームは受け付けない!
まずはひとくちスープをすする・・・
うまい!
モツの臭みを取るために入れられたと思われる様々な野菜の出汁と、背油や肉から出る油がマッチして、濃厚だけどくどくない旨味をかもしだしている!
このままもつ煮のツマミとして飲み屋で出されても良い感じの味わいだ!
そしてこれだけ薬味が乗っていると、スープのパンチが弱い場合にはネギの後味が口に残り、人によってはそれが嫌だと感じる事もありそうであるのだが、スープの濃厚さがそれをしっかりと包んでくれている。
メインのモツは、巨大な帯状の物が一本入っているのが印象的だ!
小さいモツも入っているのかもしれないが、巨大モツが目立ちすぎてあまり記憶にない・・・
巨大モツの長さは推定40cm!
焼肉屋さんでも見かけないサイズがラーメンに入っているとなると・・・このモツは肉では無く、もはや“麺”なのではないかと思ったりする・・・わけない!
まずはそのままガブリとかぶりつく!
うん、うまい!
そして、酒が欲しくなる!
つづけざまに麺もすする。
麺は太麺。もっちりとした食感で、濃厚なスープが良く絡み、それでもスープにまけない食べ応えを感じる。
しかし、この巨大なモツをディップして食べるのはなかなかのコツが必要だった。
やすさんが簡単そうにやっていたので自分も出来るつもりでいたが、コレが経験者と初心者の差ってやつかという事を痛感した!
食べながらの会話の中で、
「コレ、モツだけでも酒のツマミになるよね!」
なんて会話があったので、思わず
「シメのラーメンにも良いよね!」
と言ってしまったとことろ
「う、うん・・・」
と、微妙な空気になってしまった。
そう!コレはシメに食う量じゃない・・・
協調性と独自路線
今回3人がモツラーメンを注文した理由は、経験者であるやすさんが激押しした一品だからでもある!
そう!4人中3人がお勧めのモツラーメンを注文したのだ!
いや待て待て!
3人の中にやすさん入ってるよね?
つまり、
お勧めをスルーした人がいるよね?
と気づいた人は名探偵の素質あり!
そう、1人だけ
“お勧め?ナニソレ美味しいの?”オススメダカラオイシイヨ
そんな雰囲気で独自路線の“あん肝つけ麺”、通称通風つけ麺を注文していた者がいる!

一応、本人の名誉のために言っておくが、コレはシェアするための決断であり、決して協調性が無いわけでも、おススメをスルーしたわけでも無いのだ!
ちなみにソレがダレだとも言わないが、
「美味しいけど、つけ麺じゃ全然温まらない!」
とぼやいていた事だけ伝えておく。
各々なんとか完食したが、今回食べたラーメンは全員“並盛”だ!
大盛りだったら完全KOされていた事だろう!
秋田だけに飽きた・・・なんて言っても食品ロスは許されない!
残すのダメ!絶対!
いよいよ走るよ!桶川の時の鐘ってなんだ?

いやぁ、美味かった!と、お腹を満たして店を出ると・・・
外の方が暖かい!もしかして、冷房が効いていたのか?
とも思ったがそんな事は無く、日陰の店内よりも、陽の当たる外の方が暖かく感じただけだった(笑)
暫く店の外でミーティングという名の日光浴をした後、最初の撮影スポットへ向かう事に!
ここでの先導はなんと私!
125ccのミニバイクで、1250ccの巨大バイクを先導するのだ!
はたから見たらその光景は、“マンモスに追われる猿!”
光景というより滑稽(こっけい)という言葉が似合いそうな雰囲気だ!
最近のツーリングはインカムを介して走行中でも会話を楽しむ事が多い。
今回のメンツでも走行中に、通り過ぎる建物やすれ違う車についてアレコレ会話を弾ませるのだが、
腹いっぱいアルアルとしてメシ屋を見つけると
「○○食ってく?」
といって皆で笑うという、腹いっぱいじゃない人からすると
何が面白いのかわからない事をしてしまう。
コレが世に言う“フルストマック(満腹)ハイ!”というヤツだ!
え?そんな言葉初めて聞いた!
という方もいるかもしれないので念のために言っておくと、今思いついた言葉だから、聞いた事がなくて当然である。
そんなこんなでワー、キャー言いながら第一目的地である浄念寺に到着した!

実に珍しい門を兼ねた鐘楼は、少し見辛いが写真の丸穴の所に鐘が吊るされており、“桶川の時の鐘”と呼ばれるにふさわしい堂々とした姿であった。
でもアノ鐘、どうやって鳴らすのだろう?
門の上に登って叩くのか?それとも長い棒のような物で突くのか?はたまた石でも投げつけるのか?そんな事を考えさせられる門である。
なお、考える事がくだらな過ぎるなんて苦情はうけつけない。

ちなみに、浄念寺のこの門は良い感じのフォトスポットなのだが、門の前が細いT字路となっており、時折通る車がけっこうギリギリな感じで曲がって行きます。このため、長時間の撮影は控えた方がよいでしょう。
次回はいよいよ、今回のツーリングのメインフォトスポットと、駄菓子の聖地に潜入だ!宇宙人と遭遇?渾身のオヤジギャグ炸裂?乞うご期待!
コメント
凄すぎて、見てるだけでもお腹いっぱいになりそう~でも、凄く美味しそう!
知らずに注文したら、、、、、
いげのやまさん
美味しいのは間違いないです!でも、やはり量が半端ないので、食べる量に自信が無い場合には、小盛りとか、そういうのにした方が、安心かもしれません^^
お久しぶり~(^^)/
ここって埼玉医大の近くにあるところよね。
並でも結構な量があるみたいだけど、入ったことはないの(;^ω^)
自宅でもつ煮した翌日、うどん入れて食べることはあるけど
ラーメンもありなんだね~。
続きを楽しみにしています!
miyukittyさん
ご無沙汰しております。
ブログ更新が滞っているのと同時に、ブログサークルの方も全くログインしていなくて^^;
そうです!埼玉医大の近くにあるところです!
麺は、うどんみたいな太さでしたよ!
しっかり腰のある麺の方が美味しくいただけそうです^^
引き続きよろしくお願いいたします^^