何を思う?僅か19%の成功率の富士山ツーリング!(その2)

実践編

設営93日目

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“冠雪した富士山が見たい”という強い思いが通じたのか、秋晴れの空の下、初の富士山ツーリングにて絶景と言えるほどの富士山を見る事ができた同行者。とりあえず、僅か19%の確率を引き当てたことになる。毎回運よくというのは難しいだろうが、運を引き寄せた時のツーリングには、笑顔も付いてくるものである。なお、19%についての詳しい説明はコチラ↓

何を思う?僅か19%の成功率の富士山ツーリング!(その1)
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ゆるキャン△の聖地!道の駅富士吉田

山中湖の次は、“道の駅富士吉田”へ向かった。

ここ、“道の駅富士吉田”には、1964年から1999年まで富士山山頂に設置されていた気象レーダーである“富士山ドームレーダー”が展示されている富士山ドーム館が併設されているのである。この富士山ドーム館の上から見る富士山も、なかなか良い感じなのだ。しかしながらこの日は、立ち寄った時間帯が早すぎたのか、ドーム館が休みだったのか、内部や屋上に入る事ができなかったのは残念であった。

富士山ドーム館

ちなみにこの道の駅は、漫画(アニメ、ドラマ)の“ゆるキャン△”にも登場した道の駅で、いわゆる聖地の1つにもなっている。ドラマに出てくるモンベルのお店もそのままだ!

ここまで来るとだいぶ気温も上がってきたので、ツーリング恒例のソフトクリームを食べてみることに。ここのソフトクリームはなんと!シャインマスカットソフトだ!山梨といえば葡萄や桃などの果物が有名だが、所詮はソフトクリーム!シャインマスカットと謳っていようとも、“葡萄風味”的なものなのだろうと、それほど期待せずに食べてみたのだが、一口舐めてみたらスゴイ!

ガツンと来る濃さ!シャインマスカットを口の中に放り込まれた感があったのには驚きだった。

シャインマスカットの旬は、主に8月から9月なので、旬は過ぎてしまっているものの、もしもこの道の駅に立ち寄った際、未だシャインマスカットソフトが販売されていた場合には、是非食べてみていただきたいと感じたほどだ!

作中に登場する”しまりんだんご”も売られていた

まずはスタンダードを食すべき!?ほうとう不動

“道の駅富士吉田”の後は、河口湖の撮影スポットへ向かうつもりだったのだが、同行者が

「腹が減った!」

というので、河口湖はパスして昼食処へ向かう事に。

山中湖でバッチリ綺麗な富士山が撮影できたので、満足したのであろう。

今回の食事処は、ほうとう不動さんである。同行者の「ほうとうが食べたい」とのリクエストに答える形にしたのだ。

ここ、“ほうとう不動”さんは、山梨県に多数店舗を構える“ほうとう小作”と双璧を担う山梨のほうとうメジャー店で、ほうとうの種類は1種類というのが特徴なのである。山梨県には多くのほうとう屋さんが存在し、様々な趣向の“ほうとう”を提供している。

今回“ほうとう不動”さんというメジャー店を選んだ理由は2つあり、1つは、安定の美味しさで間違いが無いという理由である。そしてもう1つは、山梨で食べる初めてのほうとうは、スタンダードな物を食べてもらいたいという理由である。数あるほうとう店の中には、一風変わった物から、こだわりの強いものまであるのだが、とりあえずベースの味を知っておくことで、そうした変わり種のほうとうを食べた際に適切な味評価ができるようになるのではないかと考えたのだ。

ちなみにこのお店、ほうとう屋さんに多い、小分けのお椀などは無く、大きなレンゲがお椀替わりとなり、このレンゲにほうとうを分けてさましながら食べるというスタイルなのだ。お店で食べるほうとうというのは(安めの)観光地価格だが、一人に1つの鉄鍋というのが、なんとも贅沢な雰囲気を味わう事ができるというメリットがある。

街も含めて見ると再認識できる?富士山の雄大さ

昼食後には、国道137号線、通称“御坂みち”を抜けて一宮へ向かう事に。御坂みちには、”富士見橋展望台”という展望台があり、河口湖町を麓に従える富士山を見る事ができるのだ。ここでは流石に、バイクと富士山という構図は難しいのだが、街並みと富士山の比較から、富士山の雄大さを再確認することができる写真を撮ることができる。そしてここでも、雲一つ無い最高の富士山を拝む事ができた。この展望台は、駐車スペースが若干坂になっているので駐車時の傾きやズレに気を付けると良いだろう。

一宮へ抜けた後は、コンビニで休憩し、国道20号線を走って“道の駅甲斐大和”へ向かう。ここの道の駅は、高速道路を使うツーリングではまず立ち寄らない位置に存在するため、比較的小さな道の駅となっている。つまり、穴場なのであるが、コレといって目立ったお買い得品は見かけた事が無い。お土産の買い忘れや、豊富な地場産物を購入するといった事には便利な場所と言えるであろう。

歴史も学ぼう!国指定重要文化財“猿橋”

逆光でハレーションをおこしてしまい、色味が変( 一一)

“道の駅甲斐大和”を出た後は、大月の“猿橋”に向かう。この猿橋(甲斐の猿橋)は、あまり聞いた事が無い方もいるかもしれないのだが、“岩国の錦帯橋”“木曽の桟(かけはし)”と並ぶ日本三奇矯の1つなのである。この橋、どんな点が奇矯にあたるのかというと、両岸から突き出した柱が連なり、その上に橋が乗っているという構造そのものが、他に例を見ない構造なのだ。

現在の橋は、昭和59年にかけ替えられたものではあるが、国指定の重要文化財に登録されている。

ちなみに“猿橋”という名称は、なかなか上手く橋を架けることができなかった際に、沢山の猿がつながりあって対岸へ渡っていく姿をヒントにして作られたからだと言われている。

猿橋からは、ひたすら国道20号線を走って帰路に入った。走行距離、約280km(オール下道)は、バイクに乗り始めて約2か月の初心者にしては頑張ったのではないかと思う。実際にこの日のツーリングで彼が何を感じたかは解らないが、最高の天気と日の光に恵まれた今回のツーリングであった事は確かだ。そのツーリング自体は人生の中の一瞬の出来事ではあるのだが、この日の太陽の光は、“初ロング(初心者比)ツーリングはこんな風だった”と思い返すには、十分な印象を焼き付ける光になったのではないだろうか。願わくば、今日の撮影スポットなどを自分の知識として蓄え、新たな仲間と共に思い出を重ねる場にしていって欲しいものである。

おしまい

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コメント

  1. miyukitty says:

    やはり「ほうとう」は記念に食べておきたいものかも。
    シャインマスカットソフトは見た感じだとシャーベットに近いのかしら?
    それは食べたこと無いわ~

    • シャインマスカットのソフトもふわ~っと口の中に良い風味が広がりそうな
      ほうとうは私も好きで、特に麺が好きなので
      普通の鍋に使うときも有ります!
      猿橋、橋脚の橋の掛け方、昔はクレーン何て、無かった時代ですからね!今でも重要文化財として守られてるんですね!

      • プラム plumfield says:

        いげのやま(坂田)さん
        いつもコメントありがとうございます( *´艸`)
        そうですね!本当に果物を食べているという感覚を味わえるソフトです!
        山梨は、小麦文化だったので、ほうとうの他にも”吉田うどん”という有名なうどんがあるんですよ^^
        コチラは、食感が素晴らしいです!
        猿橋、確かに昔は、深い渓谷に橋をかけるのは難しかったんだろうなぁと感じました( *´艸`)

    • プラム plumfield says:

      miyukittyさん
      いつもコメントありがとうございます( *´艸`)
      そうですね!
      シャインマスカットソフトは、シャーベットとか、ジェラートとか、そんな感じに近い食感ですね。
      果汁が濃いから、そっちよりになっちゃうんですかね?

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