設営38日目
“十特ナイフ”なんて呼ばれたりもするマルチツールは、個々の機能は心もとないところはあるものの、携帯性に優れている事から、1つ持っていると緊急時に役立つのではないかと思う事がある。
そんなマルチツールはキャンプにも役立ちそうな予感がしてならないが、実際に調べてみると種類が多すぎてどんなものが良いのかわからない!
という方も多いのではないでしょうか?
今回は、私が、“コレ、使えるんじゃない?!”と思って実際に購入してみた
マルチツールの1つについてご紹介してみたいと思います。
PINGYA スーパーマルチツール
PINGYA・・・聞いた事ありませんね(;´・ω・)
有名ブランドでは無いので、お値段も安め(Amazonで2000円前後、楽天、ヤフーで3000円~5000円程度)ですが、物は割としっかりしています。
基本スペック
重量:約450g
全長:約16cm
全幅:約7.5cm
厚み:約2.6cm
大きくもなく、
小さくもなく、
重くもなく、
軽くもなく
って感じで微妙なサイズだな!
大きすぎるとかさばるし、
小さすぎると実用性が極端に落ちたりするからね。
重さに関しては、ハンマーとして使える程度の
重さが欲しいから仕方ないね。
このマルチツールの特徴
今回購入したマルチツールの最大のポイントは、
“斧”と“ハンマー”
がついているところです。
武器キターーー!(゚∀゚)
全長が16cmしかないので、斧といっても、その刃渡りは約4.3cmと短く、本格的なものではないのですが、刃の厚みは約1cm(根本部分)と、しっかりとした強度が期待できます。
実際、薪割りにも使う事ができました。
十特ナイフなんて呼ばれる事から、ナイフがついている事は当たり前なのですが、基本として備えられているナイフは果物ナイフ程度のもので、刃の厚みは1mm~2mm程度と薄いものが多く、大道具的な作業に使う事は難しい場合が多いのです。
また、ハンマーがついているものはたまに見かけるのですが、その反対側は釘抜きだったりという感じで、“厚手の刃物が備えられたマルチツール”というのは、あまり見かけることがありません。
きこりのマネをする与作ごっこができるな!(*´▽`*)
そんな遊び聞いた事ねぇよ!(゚Д゚)ノ
与作の呼吸、
1の型、きこり(・`д・´)
与作の呼吸は、
「へいへいほー!」
だろ!( ゚Д゚)
重量も450gあり、先端側が重くなっているため、ハンマーとしての用途を十分にこなしてくれます。なお、ハンマー部分の直径は、約2cmあります。また、プライヤーとなる部分を閉じた状態では、ハンマー部分に加えられた力が斧部分に伝達されるため、薪割りを行う場合には、斧部分を薪に当てがってハンマー部分を打撃点として他の薪や石で叩く事により、いわゆるナイフでの薪割り(バトニング)の要領で効率よく槙割りを行う事もできます。
この前おうちキャンプした時に実際にペグ打ちしてみたんだよな!
そうそう!、問題無く打ち込む事ができたよ!
このように、このマルチツールを携帯するだけで、キャンプで重要となる、ペグ打ちと薪割りといった2大“大道具作業”をこなすことが可能となるのです。
さらに、色味が重なって見えにくい写真になってしいましたが、斧部分の後側を利用すれば、ペグ抜きとしても使う事ができます。
これだけでも、キャンプの重要アイテムとしての、ペグ打ち用のハンマーとバトニング用のナイフの役割を十分にこなすことができる事が解ると思います。
備えられているツール
このマルチツールに機能を果たすツールとして備えられているものは、次のようなものです。
・ハンマー
・ニッパー
・プライヤー
・斧(ペグ抜きも可能)
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・のこぎり
・ナイフ
・栓抜き
・レンチ
・ウロコ取り
・やすり
ハンマーと、斧に関しては、詳細を上述したように、キャンプ用途としては十分な役割を担うものだと思います。
また、プライヤーとニッパーは、ハンマーと斧の間に設けられたツールです。プライヤーは、厚みが約1cmあり、握りからもしっかり力が伝わるため、何かを潰したり、針金を曲げるなどの軽度な作業であれば、十分に実用に耐えうるものです。
さらに、プライヤーは、バーベキューの網を持つのにも使う事ができそうです。
ニッパーは、プライヤーの根元に位置しています。厚みがあり、しっかりした作りではありますが、プライヤーの根元部分に設けられているため、細かな作業を行う事はできません。
単体で針金などをカットする程度の使い道であれば問題ないと思われます。
プラスドライバーの大きさは、いわゆる精密ドライバー程度のサイズです。
機械物のネジを回すというよりは、身の回りの物、例えば眼鏡のツル(耳掛け部分)のネジが緩んだのを締め付けるなどの応急処理は可能だと思います。
マイナスドライバーは、比較的利用範囲は広いと思います。
のこぎりは、刃渡りが8cm程度で、全部を使えるわけでも無いので、小枝や薄手の板、ナイフでは切り辛い紐などをカットするのには使えそうです。
ナイフは、緊急時の果物ナイフとしての用途に使う事ができます。
栓抜きは、普通に役にたつでしょう。
レンチは、10mm、8mm、6mm、5mmと、4つのサイズがありますが、狭いところのボルトを締め付けるのに使う事はできないため、オマケ程度に考えておくのが良いでしょう。
うろことりは、おそらく使えますが、魚をさばいたりするような場合には、ちゃんとしたツールを使う方が良いと思うので、こちらもオマケ程度に考えておくと良いでしょう。紐をカットするのにも使えそうです。
やすりは、爪切りについている程度の代物です。爪をとぐのには使えそうです。
オマケ程度のツールが多いな!
マルチツールっていうのは、
そんな感じの物が多いから仕方ないよ・・・
オマエもこのブログのオマケみたいなもんだけどな!
( ゚Д゚)
オ、オマケは無いより有った方が良いんだよ!
”オマケ”は認めるんだ( *´艸`)
総合評価
安いマルチツールというのは、色々機能はついているけど、実用には耐えられないというものが多い傾向にあると考えています。
そんな中、このPINGYAのスーパーマルチツールは、ハンマー、斧、プライヤー、ニッパー、栓抜き、ナイフに関しては、キャンプの用途程度であれば実用に耐えうるものだと言えます。
その他の機能はオマケ程度に考えた方が良いと思いますが、キャンプで使える6つのツールを1つにまとめたと考えるだけでも、持ち運ぶキャンプ道具を減らすという観点からは利があります。
私的には、薪割り用の斧、ペグハンマー、ペグ抜きとして使えるだけでも購入して良かったと思えました。
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